松任谷由美
「魔女の辞典」の中で中島みゆきはあ荒井由実をこう表しています。「職業にかかわらず、アミタイツを履いて何が悪いか、という開き直りを身を持って証明した女流画家」

中島みゆきと荒井由実は仲が良くて、オールナイトニッポンでゲストとして出演したり、対談もしています。

私は高校3年生のとき、ファーストコンサートを見に行きました。ところが、しょっぱなから音を外し、ガッカリして眠っていました。一緒の行った友人には「コンサートで眠る奴がいるか」と苦言を吐かれましたが、当時行動過多になっていたわたしにはいい子守唄になったのでしょう。

ユーミンは八王子の呉服商店の娘で、3歳からピアノを弾いていたらしいです。ピアノを弾くのは一流でしょうが、歌うことに関しては三流でした。レコーディングではミキシングで修正が効きますが、自分の声域の音程をわきまえず作曲するので、ライブではそうはいかないので先のように音を外したり唄えない箇所も出てくるのでしょう。現在では、歌唱力は人並みになり、きちんと唄えてはいますが、決して上手いとは言い難いです

歌詞は中島みゆきには及びませんが、作曲能力は超一流です。

1974年10月5日(年は違いますが生年月日は私と一緒です)に発売されたセカンドアルバル『ミスリム』を聴いた音楽評論家連中は今までにないメロディラインにびっくりして、当時はフォークの時代でしたが、全く新しいメロディなので「ニューミュージック」というジャンルの語源になりました。。

『ミスリム』に収録してある「海を見ていた午後」という名曲には横浜の山手の「ドルフィン」という実際に存在するレストランが歌詞にあり、この曲を聴いたリスナーが殺到したらしいです。

サードアルバムの『コバルトアワー』も秀逸で、ユーミンの代表曲である「卒業写真」や「ルージュの伝言」が収録されています。

またジブリの宮崎駿はその作品の中でユーミンの歌を数多く流していますが、このアルバムに収録する「やさしさに包まれたら」は『魔女の宅急便』のエンディングテーマ曲として使われています。この映画のオープニングテーマもユーミンの「ルージュの伝言」です。

名曲は数多くあることは皆さんご存知でしょうが、「中央フリーウェイ」や「埠頭を渡る風」は高速道路を走るときのBGMにはぴったりです。

他の歌手(アイドルが多い!)に提供した曲も多く、石川ひとみの「まちぶせ」が代表曲でしょう。他に原田知世の「時をかける少女」なども有名です。

1973年11月20日に発売された『ひこうき雲』から現在までに37枚ものアルバムをリリースしています。

『ひこうき雲』に「紙ヒコーキ」という曲が収録されています。映画「風立ちぬ」のタイトルソングです。カラオケボックスでランキング1位になっていたのには、びっくりしました。夏には「真夏の夜の夢」がトップです。

また、ユーミンはコンサートに数億円をかけるそうで、中島みゆきとの対談の中で「あなた、コンサートに金かけてないわよね」と酷評しています。

中島みゆきの生年月日が1952年2月23日で、ユーミンは1954年1月なので、中島みゆきの方が年上なのですが、デビューはユーミンの方が早いです。