かなしみ笑い
[A面] かなしみ笑い 作詞・作曲 中島みゆき 編曲 吉野金次・青木望

だから 笑い続けるだけよ 愛の傷が癒えるまで
喜びも 悲しみも 忘れ去るまで

遊び歩いた あげくの恋は
別れやすそうな 相手を選んで
二度と 涙流さないような
軽い暮らしを 続けてゆくのよ

だって 仕方がないじゃないの
あなたは二度と戻って来ないし
ひとり暮らしを するのはつらい
あなたを待ち続けた あの部屋で

ひとり 待ちわびて 待ちわびて
時を 恨むだけ
だから笑い続けるだけよ 愛の傷が癒えるまで
喜びも 悲しみも 忘れ去るまで

恨んでいられるうちは いいわ
忘れられたら 生きてはゆけない
そんな心の誓いも いつか
一人笑いに 慣れてしまうもの

酒と踊りと歌を 覚えて
暗く輝く街へ 出かけよう
そこで覚えた暮らしが いつか
生まれながらに 思えてくるまで

そうよ 待ちわびて 待ちわびて
時を 恨むだけ

だから笑い続けるだけよ 愛の傷が癒えるまで
喜びも 悲しみも 忘れ去るまで

だから笑い続けるだけよ 愛の傷が癒えるまで
喜びも 悲しみも 忘れ去るまでみ笑い 

伴奏が、ドラムとベースにヴァイオリンという変った攻勢になっています。

歌詞では「悲しみ」とあるのに題名では平仮名を使っています。漢字と平仮名では受ける感じが違います。漢字だと堅苦しく、平仮名だと柔らかい感じがします。

歌詞は平易で説明は省きます。

この辺りのシングルから名曲が増えてきます。編曲もシングル毎に違います。


[B面]
霧に走る

次のシグナル 右に折れたら
あの暗い窓が 私の部屋
寄っていってと もう何度も
心の中で 話しかけてる

けれど車は 走りつづける
あなたは ラジオに気をとられる
せめて ブルーに変わらないでと
願う シグナルはなんて意地悪

ああ 外はなんて 深い霧 車の中にまで
いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに

とりとめもない 冗談になら
あなたはいつでも うなづくのに
やっと言葉を 愛に変えれば
あなたの心は 急に霧もよう

今夜となりに すわってるのは
小石か猫だと 思ってるの
指をのばせば あなたの指に
ふれると なんだか 嫌われそうで

ああ 外はなんて深い霧 車の中にまで
いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに

ああ 外はなんて深い霧 車の中にまで
いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに


名曲です。B面には得てして名曲が多いものです。前出の「ホームにて」もB面です。

ピアノの伴奏にギター、ヴァイオリンの構成です。

興味のある方は是非サイトからダウンロードしてみてください。

珍しく恋愛歌です。「
いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに」には思わず笑っちゃいます。

私は男性ですから女性の心は分かりませんが、それほど思い入れが激しいのかと思うとぞっとします(笑)


1980年2月5日発売