ひとり上手
1980年10月21日発売
ひとり上手  作詞・作曲 中島みゆき 編曲 荻田光雄

私の帰る家は
あなたの声のする街角
冬の雨に打たれて
あなたの足音をさがすのよ

あなたの帰る家は
私を忘れたい街角
肩を抱いているのは
私と似ていない長い髪

心が街角で泣いている
ひとりはキライだとすねる
ひとり上手とよばないで
心だけ連れてゆかないで
私を置いてゆかないで
ひとりが好きなわけじゃないのよ

雨のようにすなおに
あの人と私は流れて
雨のように愛して
サヨナラの海へ流れついた

手紙なんてよしてね
なんども くり返し泣くから
電話だけで捨ててね
僕もひとりだよと騙してね

心が街角で泣いている
ひとりはキライだとすねる
ひとり上手と呼ばないで
心だけ連れてゆかないで

私を置いてゆかないで
ひとりが好きなわけじゃないのよ

ひとり上手と呼ばないで
心だけ連れてゆかないで
私を置いてゆかないで
ひとりが好きなわけじゃないのよ

エレキギターとドラムの伴奏です。

何と長い歌詞に驚かされます。

「ひとり上手」とは「片想い」と同義です。

ひとり上手と呼ばないで
心だけ連れてゆかないで
私を置いてゆかないで
ひとりが好きなわけじゃないのよ

これがメインテーマです。ひとりが好きなわけじゃないから恋心を残さないでという意味か。

オールナイトニッポンでDJをしていたときに、いろいろなコーナーがありました。

「ひとり上手」もあって、全国のリスナーからの葉書を紹介していました。

中島みゆきのオールナイトニッポンを収録した『LOVE』から一つご紹介します。

東京のペンネームたこさんから

「豆腐が顔に当たって、マジに鼻血だしたの俺だけなんだろーか?だって思いっきり力を入れて母が投げたんだもん」

もう笑うしかないですよね。

ちなみに編曲された星勝さんは井上陽水の『氷の世界』の編曲を担当しています。


[
悲しみに] 作詞・作曲 中島みゆき 編曲 石川雁彦

悲しみに うちひしがれて
今夜 悲しみに 身をふるわせる
裏切りの足どりが
今夜示す おまえのドアを
知らずに泣いていればよかった

誰にさえ なげくあてなく
今夜 誰にさえ かみついている
名を呼べば ふり返る
友は知らぬ 笑顔をみせて
今夜は 夜に流されそうだ

悲しみは 白い舟 沖をゆく 一隻の舟
今夜は 風にながされそうだ
今夜は 風にながされそうだ

ドラムスとベースギターの伴奏です。

このコーナーは中島みゆきの『Singls]』を聴きながら書いています。

Singls』はアマゾンで売っています。新品でも3800円程度なのでお手ごろです。


「悲しみに」に戻りましょう。

一転して短い歌詞です。解釈も平易ですから敢えて書く必要もないでしょう。

悲しみは 白い舟 沖をゆく 一隻の舟

この箇所だけが難解です。悲しいのは自分ひとりという意味か。